新潟バイオリン教室日記*ハルモニア雑記帳*

新潟と長岡の音楽教室『こどものための音楽の家ハルモニア』の日々のあれこれ

バラの達人に出会う 

 

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イングリッシュローズ、というバラが好きです。
文字通りの「英国のバラ」という意味ではなく、バラの育苗家のD.オースチンさんという方が作られたバラのシリーズの名前がイングリッシュローズ。(上の写真は昨年開花のメアリーローズ。イングリッシュローズの一品種です)
丈夫さ、香りの高さ、返り咲き、などの性質を、オールドローズの雰囲気と併せ持っている、という所が魅力的。

花の姿も、いろんな形や色のものがありますが、オースチン氏の審美眼に叶うかどうかでセレクトされているので、ひとたび好みが合うと、あれもこれも素敵に見えてしまいます。

今年は白い花をひとつ増やしたいなと思い、調べていると、なんと新潟市内にイングリッシュローズの専門店さんがあることを発見。ほんとうにイングリッシュローズだけをあつかっておられるようです。
そのお店のHPには、冬の間は「冬期休業」とありましたが、苗を求めたい場合は電話をすると対応してくださる旨書かれていたので、思い切ってお電話してみました。
苗は全国に発送しておられて、イングリッシュローズの愛好家の方達には全国的に知られているらしいお店が、新潟の、しかも案外近くにあるとなれば、それは是非行かないとでしょう。

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駅南にそのお店はありました。
「花屋さんがあるなあ」と思いながら、いつも通過するばかりで入った事の無いお店でした。
お店は鉢植えと苗だらけ、
もちろん今の時期、花はひとつも咲いていませんが、
私に取っては夢のような眺めです。

お店では、物静かな感じの女性の方が応対してくださいました。
「鉢植えで栽培できる白いバラならば何が良いですか?」とお聞きすると、カタログを開いて、おすすめを教えてくださいました。
カタログの花が全部ある!。
選べる!。
素晴らしすぎ。

テンションが上がりますが、ここはぐっとこらえて、
一つ一つの花の特徴などをお聞きすると、実に詳しく教えてくださいます。香りの強さ、耐病性。

で、数ある白花の中から、「ウィンダーメア」を選びました。
気になっていた品種ですが、一般のお店ではまず出会えない花です。

今持っている鉢のバラの状態をちょっとお話しして、困ってる事を質問させて頂くと、
鮮やかなお答えが返ってきます。
まるで、目の前に、その問題の鉢植えが見えているかのように。
そして、ひとつひとつのバラの気持ちがわかっているかのようなお話のされ方に、バラに対する深い理解と愛情を感じました。

うわぁ〜この方、私の知りたかった事を全部知ってる人だ!。

質問攻めにしそうになるのを、また、ぐっとこらえて、
しかし、ほんの数分の立ち話で、長年解らなかった事がいくつも解決しました。

今は情報があふれていて、何でも簡単に調べられる時代ですが、専門家に直接お聞きできる機会というのはやっぱり凄いものだと実感しました。

ありがとうございました。

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一番、目から鱗だったのは、バラの接ぎ木の台木と本体の関係。
そして植え付け方。(マニアックすぎるので詳細は書きませんが)

アドバイス頂いた事をふまえて、さっそく植え替えました。
今年はどんな花が咲いてくれるかな。



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