佐渡の文弥人形

佐渡の伝統芸能「文弥人形」をはじめて見ました。
佐渡まで行って見たのではなく、長岡の新潟県立歴史博物館の催しです。
演目は「出世景清」。
主な登場人物は
悪七兵衛景清:源頼朝の命を狙う平家の残党。
阿古屋と子供二人:阿古屋は清水坂の遊女。景清との間に男の子二人。
小野姫:熱田大神宮の娘で景清の妻。
伊庭十蔵:景清を密告しようとする阿古屋の兄。
ここでは詳しい物語は省かせて頂きますが、上の登場人物からも想像できるように、源氏に対する遺恨と女性二人の愛憎の絡む、だいぶドロドロしたお話です。


文楽のお人形に比べると素朴な印象の文弥人形。
しかし、時々ドキリとする程に命が通っているように見えるのは「技」なのでしょう。
三味線を弾きながら語っておられた、女性の太夫さんの熱演も素晴らしかった!。

良いものを拝見させて頂きました。
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