新潟はりみ

教室の掃除をするのは毎日の仕事です。
掃除機も使いますが、最近気に入っているのはこの組み合わせ。
和歌山の職人さんが作った棕櫚の荒神箒と、はりみ。
和歌山の棕櫚箒との出会いはもう10年以上前で、京都の三条の箒やさんで購入して、
頑張って新潟まで持ってきた大きい箒が一本、今も現役です。
その優秀さは実感していたので、小回りのきく荒神箒も最近買い足しました。
はりみ、は、和紙と竹ヒゴでできていて、柿渋が塗ってあります。
軽くてしなやか、
なんとも言えない良い色と、良い形です。
これを持ってお掃除していると、生徒さんから
「かわいいちりとりですね」と言っていただくことがあります。
この「はりみ」は、新潟はりみ、と言うらしく、
生産地は新潟、と書かれていることもあるのですが、
新潟のどこで作っているのかな?と思って調べても、わかりません。
古くは、農家の方が農閑期に作っていた、というような情報はちょっと見つかります。
今でもそういう感じなんでしょうか。
毎日手にする道具が、美しいものであること。
今年は特に、そういうちょっとしたことに、心が助けられる感じがすることがあります。
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