新潟駅のタマ公

忠犬と言えば、全国的に有名なのは「ハチ公」でしょう。
しかし、新潟駅には「タマ公」という忠犬の像があります。
新幹線の改札の近くにある像の前には、いつも人が集まっていて、記念撮影をしている人もいます。
今日も銅像の周りの人から「あれ?これタマ公だって、ハチ公じゃないの(笑)」というような声が聞えて、賑わっていました。
タマ公の名前は知っていましたが、私も今までこのタマ公が何をした犬なのか良く知りませんでした。
今日はタマ公の前で人と待ち合わせをしたので、銅像の左横に彫られているタマ公のお話をじっくり読ませて頂きました。
タマ公は昭和の初めに新潟県中蒲原郡川内村(現在の五泉市)に住んでいた柴犬。
猟師の飼い主が雪崩に巻き込まれた時に、飼い主を掘り出して救助。
なんと、一度ならず、また数年後に飼い主が雪崩に巻き込まれた時に掘り出して救助。この二度目の時は一度に4人の人を掘り出して助けたというのですからすごいです。
前足から血を流しながら掘ったそうです。
そんな人命救助の忠犬、というか名犬でした。
タマ公の銅像はよく見ると、可愛い顔をしています。
ハチ公はオスらしいですが、タマ公はメスです。
メスなのに「公」ってのも可哀想なような気がしますが、タマ公はペットではなくて猟犬として働く犬だったんですね。日々の仕事の相棒としての人間と犬の強い信頼関係の上でのエピソードと呼び名のように思います。
しっぽをピンと立てて胸を張って立つタマ公の姿は誇らしげです。
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