京都、その2

京都のすごいところは、もう何回か来ているのに、まだまだ見たことのない有名な場所がいっぱい残っていること。
今回は、妙心寺の北門から嵐電(たぶん京福電気鉄道嵐山線というのが正式名称。なかなか素敵な嵐電 HPはこちらからご参照ください)に、三つ先の北野白梅町まで乗り、北野天満宮に行ってみました。

写真などでも良く見る有名な場所なので、すでに来たことがあるような気すらしていましたが、実際に足を運んでみるのは初めて。予想していた以上に大きなお社で、壮麗です。

こちらのお社の平安貴族的な雅やかさは、まさにその時代の人、菅原道真公を、その時代からずっとお祀りしているのですから、正真正銘の本物ということでしょう。
そして、ここに来てみたかったもう一つの理由。
数年前から公開されるようになった「新名所」御土居(おどい)の紅葉園が境内横にあるからです。
御土居とは、豊臣秀吉が京都の町の周りにぐるっと巡らした城壁です。土を盛った土手が続く万里の長城のようなものですが、その上に当時はずっと竹が植えられていたそうです。
それが、今でもところどころ京都の町の周辺に残っていて、その一つがこの北野天満宮の御土居なのです。

御土居の大ケヤキ、と説明板に書かれている巨木です。
御土居に根を張っています。

これが御土居。
予想以上の高さと大きさです。
この量を重機の無い時代に人力で作ったのですから、昔の人すごい。

御土居の横を流れる川。紙屋川。

天神様といえば「梅」が有名ですが、菅原道真公はこんな風に紅葉の歌も詠んでおられます。
このたびは ぬさもとりあへず 手向山もみぢのにしき 神のまにまに
<更に続く>
tb: -- cm: --
| h o m e |