サリチェ:合奏練習

シルバーウイークの日曜の午後、
アンサンブル・サリチェの皆さんの合奏練習をしました。
曲目は、レスピーギの「リュートのための古風な舞曲とアリア」の中の、
「シチリアーノ」など。三曲程。
アンサンブル・サリチェのメンバーの方は、ほとんどが、教室に入られて何年か練習された大人の生徒さんたちで、
お一人ずつでは、もうずいぶん難しい曲を弾いていらっしゃるのです。
しかし、合奏は、一人で弾くのとはまた違う難しさが有ります。
その「難しさ」を体験して、自分にとって「何が難しいのか」に気付くのは、
長くレッスンを続けていらっしゃる生徒さんにとっては、特にとても大切な事だと思っています。
「ああ、難しい〜」
そんな事を言いながら帰って行かれた方がいましたが、それが大切。
その事にちゃんと気付けたのは、実は素晴らしい事。
バイオリンは、ピアノと違って、一人だけで弾くという事は少ない楽器です。
ソロの曲もありますが、どちらかというと合奏に向いているので、
合奏に慣れることは、生徒さん各人の勉強にもなり、
先々、それぞれの活動の可能性も広がるはずです。
今日は、私も、自分がかなり真剣に初心に帰れる楽器=「ビオラ」で参加して、
「ああ、もっとビオラもちゃんと練習しなくては」と、個人的な反省点も。
良い「音楽の秋」の一日になりました。
練習に集まって下さった皆さんに、感謝。

窓の外の庭では、抜けるような青空と透明な光の中、
秋の蝶がいそがしく飛び回っていました。
2015/09/20 Sun. 17:40 [edit]
category: アンサンブル・サリチェ
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