春のさきがけの花

今朝、目が痛くなる程の春の日差しの強さに驚きながら庭に出てみましたら、
いつのまにかこんな花が咲いていました。
なんと素晴らしい色と香り。
ヒアシンスです。
数年前に水栽培でひと冬育て、花が終わってヘロヘロになっている球根を捨てるのも可哀想なので、ダメもとで庭に植えておいたのが、立派に根付きました。
今年は増えて、近くに小さいこどものヒヤシンスが花を咲かせています。
まったく同じ色だから、この球根の子株だとわかります。
この季節、色の無い冬枯れの庭から一転、
こんな鮮やかな花が、突然沸き出したように花開くのは、ほんとうに自然の不思議です。
まだ静かに見える春先の庭ですが、
実はあらゆるものが、めざましい勢いで命を吹き返し、
成長しているのです。
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駅前のアート

こういうアートが新潟駅前にあると聞いていたので、通りすがりに写してみました。
あるポイントから見ると3Dに見えるという「路上の絵」です。
この位置から見ると「滝」が見えるのですが。

逆から見るとこんな感じ。
確かに何が描いてあるのか全然わかりません。
でも、これ
せっかく目立つ駅前にあるのに、案内板のひとつもある様子もなくて、
通り過ぎる人々は、足を止めるでもなく。
(多くの人が気付いてない?)
なんだかもったいないような気がしました。
宣伝下手は、あいかわらずの「新潟らしさ」のようでもありますが。
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なごり雪と春の足音

3月24日。
もう春になった気がしていたのに、天気予報の「雪マーク」に半信半疑でいたら、
朝、バラバラと音をさせて、ほんとうに霰(あられ)が降り、あたり一面が白くなりました。
けっこう大粒の霰が、庭の水仙の葉に乗っていました。
勢い良く降ったようです。
これでこの冬の雪はおしまいでしょうか?。

寒さは戻りましたが、玄関先の春の花も咲き始めています。
今、このちっちゃい水仙がお気に入りです。
真っ先に春を告げてくれる黄色い水仙は、清々しくてまぶしくて大好きです。

バラの芽も一気に伸びて来ました。
これで、あと一ヶ月ちょっとで花が咲くのです。
毎年のことではありますが、
春の勢いのなんと素晴らしいこと。
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春の雪と梅干しの謎

3月1日、2日。
まさかの春の雪の新潟。
そして、寒いです。
もう春だと思っていたところでの積雪なので、ますます寒さが身にしみる気がします。
しかし、そこは春の雪。
ふんわりと積もって一面真っ白になっても、お日様が顔を出せば見る見る融けて行きます。
そんな外の風景に呼応するように、こんなものを見つけました。

梅干しの瓶の中に雪?。
雪のようなフワフワが梅干しの表面に降っている、というより生えている?。
一瞬 「うわー、カビちゃったのか?」と思って、うっかり捨てそうになりましたが、
違うのです。

このフワフワ、何と塩の結晶なのです。
否、正確には、塩と梅干しの成分(たぶんクエン酸やら何やら)が反応して、結晶を作っているのでしょう。
フワフワに見えますが、触ってみるとけっこうパリパリな、針状の結晶の集まりです。
この感じ、雪国の人間ならピンと来る、まさに「雪の結晶と同じ!」。
雪の結晶と言えば六角形の花のようなものをイメージしますが、気温などの条件で小さな針状の結晶で降っていることもあります。そして、ちょうど今頃に降る大きな塊の牡丹雪が、そんな結晶の集まった姿だったりする事が、雪のひとひらを手に取ってじっくりと見てみるとわかります。
自然って凄ーい、と、感心してしまいました。
(雪の結晶の姿にはさまざまなバリエーションがあります。その形の不思議さは「北越雪譜(ほくえつせっぷ)」という本で図入りで紹介されていたのを子供の頃見て、強い衝撃を受けたのを覚えています。北越雪譜は、江戸時代に魚沼の塩沢で鈴木牧之という方が書かれた本で、雪の結晶のような自然の事から、当時の雪国の暮らしや、もののけなどの不思議な話まで、雪国の風物を書き留めた興味深い書物です。)
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