夏越の祓

今年も半分終わりました。
何と速いこと。
六月三十日、今日は「夏越の祓(なごしのはらえ)」です。

教室の近所の白山神社でも、茅の輪(ちがや、という植物で作った輪っかです)を設置して、茅の輪くぐりという行事が行われていました。
今日は梅雨の晴れ間でお天気もまあまあ、茅の輪の前には順番待ちの行列ができていました。
ご近所の方達が家族そろっていらしているようで、年配のご夫婦が連れ立ってくぐっている姿も多く見られ、看板の図を見ては「えーっと、こう回って、こうだね」といっしょうけんめい確認しているのも、ほのぼのとした雰囲気でした。

私も茅の輪をくぐって、白山神社にお参りし、境内の小さいお社にも一回りご挨拶しました。
市役所の隣と言う、言わば都市の真ん中にある神社ですが、山の中にいるような森閑とした雰囲気の所もあります。
樹々の緑も神々しい。

蓮池の蓮の花がいつの間にか咲いていました。
この蓮池には、「ラジオ塔」という謎の建造物(オブジェ?)があって、長らく「修理中」ということで覆われていたのですが、今日は中途半端な感じに姿を現していました。
(どうも、今日までが修理期間だったようで、ちょうど修理が完了して姿を現した所をたまたま目撃できたのかも)
以前は緑青に覆われたシブイ色合いでしたが、赤い塔になってました。
ラジオ塔と呼ばれている理由は、以前はここからラジオのNHK第一放送が流れていたからだそうです。
かつてそれを聞いた事があるような記憶も、なんとなくあります。
今日は音はしていませんでしたが、またここからラジオが流れるのでしょうか?。
故障中の間にすっかり静けさに慣れてしまった蓮池。
たぶん、ラジオが鳴っていた時代には燕喜館も隣の白山公園も無かったでしょうし、
ラジオの音はすんなりとこの場所に戻って来れるのか、
戻って欲しいような、
いらないような、
微妙な感じです。
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