新潟バイオリン教室日記*ハルモニア雑記帳*

新潟と長岡の音楽教室『こどものための音楽の家ハルモニア』の日々のあれこれ

夏の名残の薔薇 

 

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夏の名残(なごり)の薔薇。

返り咲きの薔薇が一輪、みごとに咲きました。
ウイリアムシェークスピア2000という品種の赤い薔薇です。
春咲きの花より赤が濃く、秋の色らしく見えるのは不思議。
今までにない良い姿の花で、冬に薔薇専門店さんのアドバイスに従って植え方を変えた効果が出て来たのかもしれません。でも、次に薔薇のお店の方にお会いするのは、たぶんまた冬の苗を植える頃なので、しばらくお礼も申し上げられず。
薔薇の一年は、ゆったりと悠長に巡っています。

夏の名残の薔薇(アイルランド民謡)
〜The Last Rose of Summer〜

'Tis the last rose of Summer,              
Left blooming alone;                     
All her lovely companions        
Are faded and gone;                   
No flower of her kindred,            
No rosebud is nigh,                 
To reflect back her blushes,          
Or give sigh for sigh!   

(夏の名残のバラが
 一輪だけ咲き残っている
 美しい仲間の花は既に枯れ散り
 同族の花もつぼみも消え失せた
 美しい頃を思い起こし
 ただ ため息をつくばかり!)

日本の歌詞がつけられ「庭の千草」として知られる曲の原曲だそうです。  

日本語版「庭の千草」は、こんなかんじ。

〜庭の千草〜
庭の千草も 虫の音も
枯れて さびしく なりにけり
ああ 白菊  ああ 白菊
ひとり 遅れて 咲きにけり  

「庭の千草」なので、いろいろな花が歌われているのかと思いきや、「千草」は冒頭に出て来るだけで、
あとは何と「白菊」が歌われています。
ちょっと意外。
原曲の薔薇はどこへ行ってしまったのでしょうか?。
明治の人々には、庭に咲く花として「薔薇」はイメージしにくかったのかも。
一輪咲き残る花も、お国柄で違うという事なのでしょう。

ちなみに教室の庭も、例年雪の降り始める最後まで咲き残るのは、菊。
なので「庭の千草」の方のイメージも、それはそれでしっくりします。

この「庭の千草」(アイルランド民謡)の他に、
スコットランド民謡の「埴生の宿」「蛍の光」も明治時代に日本に紹介されて、愛唱された曲です。
(朝ドラ「マッサン」の中にも、日本とスコットランドをつなぐモチーフとして度々登場していますね)
これらの民謡のしみじみとした曲調が日本人の好みに合い、
古風な歌詞とあいまって「日本の歌」と思い込んでいる方も結構いらっしゃると思います。

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さて、うちの名残の薔薇。
。。。名残のバラと呼ぶには、ちょっと派手な一輪ではありますが。

台風が来るというので、風で散らしてしまうのにしのびなく、どうしようかと迷った末に切り花に。
これで、しばらく眺められます。




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