下町

早朝、今日は下町(しもまち)方面へ。
往路。いつもの道に、ハマナスが咲いています、
長岡では見かけないハマナスなので、はじめて新潟で見た時にはびっくりしました。
ずっと、この花は天然記念物だと思っていたのに、ふつうにあちこちにあるので。

すっかり初夏の雰囲気です。
でも、ちょっと霞んでいて残念。今日もpm2.5です。
もちろん私はマスク着用です。
こんな日に、ほんとに残念な大気汚染です。
何故下町を目指しているかと言いますと、今朝は早くからお客様の予定が有り、お茶菓子を買い求めるのに、まさか朝の7時からやっているお菓子屋さんなんて無いだろうなと思って調べてみたのです。
すると、何と下町にはありました。
さすが下町、朝が早いんですね。

下町の詳しい定義はよく知りませんが、私は、
万代橋から伸びる柾谷小路(まさやこうじ)を越えた北側、というか、信濃川の河口方向が下町だと認識しています。
新潟に住んでもうずいぶんになりますが、あまり行った事の無い未知の場所が多い一帯です。
ここは旧小澤家住宅。
江戸時代、北前船で栄えた頃からの豪商の館で、今は中を見学できるようになっています。
(とはいえ、実は私も来たのははじめて。今度一度ゆっくり見学してみたいです)

先程の旧小澤家の近くで、こんな公園を発見。
曙公園というらしいです。
立派な土俵が有り、入り口には、鬼?、力士?。。。たぶん鬼の力士かな、と思われるオブジェがなかなかの味わいで並んでいます。
この土俵は使われているのでしょうか?。

こんな所に出ました。
これは、最近ニュースで見た、堀を再生したという通りですね。
「早川堀通り」だと思います。
・・・このへんから、すでに道に迷い始めています。
その後
無事にお菓子を購入。
道に迷いましたが、最後は甘い香りが道案内してくれました。
お店の横の工場で朝から焼いているのでしょう、香りが漂っています。

帰り道に、こんぴら通り、という道を通ったら、金比羅様がありました。
金比羅様と言えば海の神様です。
こちらも、北前船の昔からの神社なのでしょう。
境内は広くなく、周りも家がぎっしりです。
いかにも、下町の暮らしの中で信仰されて来た社という雰囲気でした。


屋根瓦にも金比羅様の「金」の文字。

今朝のバラ。
ウイリアム・シェークスピア2000
シェークスピアと言えば言わずと知れたこの方。

シェークスピアの劇場、グローブ座があるのも、たしかロンドンの下町とか。
tb: -- cm: --
調律

音楽教室の年中行事、ピアノの調律です。
これから、教室のグランドピアノ2台、アップライトピアノ1台を調律して頂きます。
調律は、音楽にとってとても重要なこと。
教室の楽器の中でも、バイオリンやチェンバロなどは、日々自分で調律するものですが、
ピアノに関しては、専門の調律師さんの手を借りない訳にはいきません。
調律師さんは、母の教室の時代からお世話になっている方で、
教室のピアノに関しては、今となっては誰よりも良くご存知では無いかと思います。
あらためてお聞きしてみた所、すでに40年近いおつきあいとのことで、
それでこその、「この方がやってくだされば」という安心感が有ります。
音楽教室の仕事を陰で支えて下さっている、貴重な匠のお一人です。
余談ですが、その40年近い年月の間に、こちらは子供から大人になってずいぶん変化しているのに、
この調律師さんの変わらなさには、お会いする度に驚きます。
音楽をやっていると年をとらない、というような話もありますが、調律というお仕事に何か秘密でもあるのでしょうか?。


今朝のバラ。
セイント・セシリア、音楽の守護聖人の名前のバラです。
tb: -- cm: --
それぞれに咲く

今日はチェンバロ教室の日。
ちょうど庭の花も花盛りの季節を迎えています。
時間があったら花の絵を描きたいなと思っていたので、参考に八百板先生のチェンバロの花の絵を拝見させて頂きました。
板にテンペラ絵の具で描いてあるということです。
テンペラと言うのは、油絵が開発される前の絵具で、卵の黄身と酢を用いて作られています。
卵の黄身と酢、といえば、即座にマヨネーズを思い出してしまいますが、使いようによってはこんな美しい絵が描けるのですね。
私が描くのはボタニカルアート。いわゆる図鑑みたいな絵で、水彩で描きます。
細かく描くので、やたらに時間がかかる上に、植物は生きているので描いている間にもどんどん花が開いたり葉っぱが動いたり、伸びたりします。なので、空き時間にちょっとずつという訳にも行かず、半日くらいはゆっくり時間のある時でないと描けません。最近はめっきり描いていなくて、代わりに写真を撮ったりしているのですが、やっぱり絵も良いなと思います。

八百板先生はチェンバロの中の花の絵にもこだわりをお持ちで、「越後の花」を指定して描いてもらったのだそうです。装飾的な花の絵に混じって、カタクリの花など、雪融け後の山で出合うような花の姿が見えます。カタクリやイチリンソウのように雪融け後にいっせいに花をつけ、いっときで姿を消してしまう花はスプリングエフェメラル(春の儚いもの)と呼ばれます。「春の妖精」とも。雪国の春の喜びとともにある花の風景です。
このやや大振りの黄色いスミレも、春の山で見かけた事のある花です。

こちらは、今週始めから咲き始めたバラ。
イングリッシュローズの「メアリーローズ」という品種です。
バラには、それぞれの品種に素敵な名前がつけられていて、それが魅力の一つでもあります。
この「メアリーローズ」はヘンリー8世時代の軍艦メアリー・ローズ号から命名。
可愛いピンクの花に似つかわしいかどうか、ちょっと疑問な勇ましい名前ですが、この軍艦が400年ぶりに海底から引き上げられた事を記念して付けられた名前なのだそうです。

外は雨、モッコウバラもこの雨でもう終わりそうなので、ひと枝、花瓶にさしてみました。
こうすれば、まだ少しは見られる?。

玄関のモーツアルト君の横にも飾ってみました。
家の中も外も、黄色いモッコウバラ。
花の色で、明るく感じます。
今日の教室は、こんな感じです。
tb: -- cm: --
春は足早に行く

(2014/4/28 クラブアップルの花が咲いた)
春の花の季節の移り変わりの早いこと。
花が咲く度に、嬉しくてカメラを持って庭に出て、
撮った写真が溜まってしまいました。
春から〜初夏への教室の花達の様子です。

(4/28 白水仙)
白水仙という花に、他の花とは違う思い入れがあるのは、
それが「赤毛のアン」の中に度々登場する花だから。
とはいえ、どことどこの場面だったかは、はっきり覚えていないので、もう一度読みかえしてみようかと思っています。
香りの良い、白い星のような、白水仙。

(4/30 まだらのチューリップ)
庭の片隅に一輪だけ、毎年こんなかわったチューリップが咲きます。
これは、こういう品種のチューリップだと思うのですが、そもそもこのような「まだら模様」はモザイク病というチューリップ独特の病気が原因で現れるものだったようです。
チューリップと言えばすぐにイメージするのはオランダ。そのオランダでは17世紀にトルコからもたらされたチューリップが大流行し、珍しい花は高値で取引されて投機の対象となりました。中でも、こんなまだら模様のチューリップは、珍しい花として途方も無い値段で取引されたのだとか。
そして、高騰した花の値段はやがて暴落、という、「チューリップ・バブル」が起きました。
(何と、それが世界初の「バブル」なのだそうです)
世が世なら、家一軒分もの値段だったらしいこの花も、今は静かに庭の片隅。

(4/30 ドウダンツツジ)
秋は深紅の紅葉を見せてくれるこの木の春の姿。つつましく咲く小さな白い花は、サクランボのような面白い形です。

(5/8 モッコウバラが咲き始めました)
教室の看板花?のモッコウバラが咲き始めました。
教室の黄色い壁と、この花はお揃いの色です。


(5/14 モッコウバラ満開)

(5/15 モッコウバラ)
現在満開で、まだ花びらの一枚も散り始めていないモッコウバラ。
今年はこの時期に少し気温が低い日が続いているので、例年より花が保っているようです。
モッコウバラが散ると、次はイングリッシュローズが咲き始め、夏の花へと移って行きます。
教室の行き帰りに、季節のお花もお楽しみ頂ければ幸いです。
tb: -- cm: --
宴の後

信濃川河畔のやすらぎ堤と白山公園の春を彩った桜。
ソメイヨシノが終わった後には、八重桜が咲き継ぎます。

(ここまでの写真は、4月27日のやすらぎ堤)

すっかり葉桜になっているソメイヨシノ。
夕方、お花見の名残のぼんぼりが点灯されていました。
ぼんぼりは、この次の日には撤去されたようで、今年の見納めになりました。

鯉のぼりの竿が残され、GWイベントの宴の後。
(ここまで5月6日の写真)
tb: -- cm: --
| h o m e |