弦を張る

久しぶりにバロックバイオリンを弾いてみようとケースから取り出したところ、一番細い弦であるE線がぷっつり切れていました。
バロックバイオリンに張っている弦は、モダンバイオリンに使っているナイロンガットに金属巻きの弦ではなくて、羊の腸だけでできているプレーンガット弦なので、かなりの頻度で切れます。
今回も、たぶん切れているだろうなと思ったのですが、案の定でした。
それが昨年暮れのことで、
その後注文した弦が手元に届き、今日張ってみました。
久しぶりに弾いてみると、やはりバロックバイオリンは、モダンの楽器とは違う世界の音がするなあと思います。
この音を「美しい」と思えるように紡ぐのは、モダンバイオリンから時代を逆行してアプローチする私たちにとっては、容易なことでは無いような気がします。
以前練習していた時は、その辺がどうしても納得がいかなくて疎遠になってしまったバロックバイオリンですが、今回はどうでしょうか?
家にいる時間が多くなっている時なので、今年はこの楽器も弾いてみようと思います。
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黄色い花

遠くの町に引っ越していく生徒さんが、ご挨拶に来てくださいました。
本当は、もっとお話もしたかったのですが、コロナウイルスが心配な今なので、
玄関先で一瞬のご挨拶になりました。
最後に、生徒さんが手渡してくださったひと束の水仙。
お家のプランターに咲いていた水仙の花を、引っ越し前にみんな切って、持って来てくださったそうです。
ちょっと首をかしげるようにして、マスクの向こうで真剣な目をして、黙ったまま花束をうやうやしく渡してくださった小さな生徒さんの姿が、鮮やかな黄色とともに強く印象に残りました。
この生徒さん、引っ越し先でも先生が見つかるまでの間、しばらくオンラインでレッスンをさせてて頂くことになりましたので、もうこれでお別れ、という悲しさはありません。
コロナウイルス対策で苦肉の策で始めたオンラインレッスンでしたが、
思いがけず別な場面で役立つことがあり、少し嬉しい気持ちです。
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発表会の準備が大詰めに

今年の発表会、7月28日が間近になりました。
今年は新潟市での開催です。
生徒さんたちは、これからいよいよ最後の仕上げのピアノ伴奏合わせが始まります。
それに先がけて、今日は新潟の大人の生徒さんたちの合奏のプログラムの練習を行いました。
今年の出演者も、幼稚園のお子さんから70代の方まで。幅広い年代の生徒さんがいらっしゃいます。
子どもは子どもなりに、大人は大人なりに、
そして、初心者は初心者なりに、経験者は経験者なりに、
みんなが今の自分の力の限りをつくして、良い演奏をしましょう!
楽しい発表会になりますように、
みなさんが素敵な演奏をできますように、
私も精一杯頑張ります!
よろしくお願いいたします!
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おさらい会準備中

11月はじめにある、教室の生徒さんたちのおさらい会の準備が忙しくなってきました。
生徒さんたちは、演奏する曲の最終仕上げの段階です。
おさらい会には裏方の準備もいろいろあって、お花の手配も忘れてはいけない一つ。
お花屋さんに花束の注文に来たら、秋の花のシーズンの盛りで、お店が素晴らしいお花であふれていました。
お花はいつ見ても心が和むものですが、この日の花屋さんは、あまりにたくさんの花の生き生きとした色と形と香りで、ちょっと圧倒されました。
無事に注文を終えて、ほっと一息。
お店の外で撮った写真の店先は、
こんなにたくさんの色があるのに、不思議と「秋らしい」色でした。
夕暮れのマジックも加わって、絵本の中のお店のような雰囲気。
日が暮れるのが早くなってきました。

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敬老会への訪問演奏

9月17日、敬老の日。
教室のボランティア活動で、生徒さんのグループが、長岡市内の老人福祉施設へ訪問演奏を行いました。
年に一度のこの訪問も、すっかり恒例となり、もう5回目くらいだそうです。
最初の頃は、口々に「緊張する〜、緊張する〜」とおっしゃっていた生徒さんたちも、今ではすっかり慣れて、落ち着いて演奏ができるようになりました。
今回は、初めての二回公演で、
施設の中の二カ所で、たくさんのお客様にお聞き頂きました。
大人の生徒さんも子どもさんたちも、皆それぞれ自分の役割をしっかりとつとめて、楽しい演奏ができたと思います。
お客様にもお楽しみいただけたようで良かったですね。
人生の先輩方のニコニコ笑顔を拝見できると、とっても幸せな気持ちになります。
お聞きくださった観客の皆様、職員の皆様、ありがとうございました。
参加してくださった皆さん、お疲れ様でした!
(プライバシーの保護のため写真の画質を落としております)
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